不本意ながらのイタリア生活

イタリア人彼に出会い渡伊した女の日記

年の瀬

もうあと1日過ごせば2021年が終わってしまう、、、

なにか今年はやり遂げられただろうか、もっとできることがあったんじゃないかと思いながら毎年毎年過ぎてゆく。時間が過ぎてゆくのは早い。

今年は例年以上に無駄にした日が多かった。週1回家のモップをかけるのだが、それが好きでないのでああまた月曜日になってしまったかと1週間の早さに驚き、それと同時にまた1週間が何もせずに過ぎてしまったと自分に失望するの繰り返しであった。やはり自分は迫られなければやらない人なので、来年は学校に通い仕事も始めたいなと思う。このご時世仕事も学校もオンラインなど私にはなくて良かったと思う。ナマケモノには向いてない…

 

さて、ここイタリアでも年越しは特別なものでこの時は家族ではなく友達と過ごす。だが一緒に過ごそうと思っていたカップルらはそれぞれコロナの諸事情で集まらないことになり、彼にとっても初めて大みそかの夕ご飯を家族ととる。元旦は当然休みだと思っていたが、同僚が濃厚接触者なので仕方なく働くらしい。彼にはお仕事お疲れ様、ありがとう、日本に帰ろうかな~なんて言ってごめんなさいと心の中で謝った。私たちだけだろうか、お互い第2言語で話すのでちゃん伝わってなかったり聞き覚えがないことがあったり…特に困りはしないのだが。

 

それから今日は彼の弟の誕生日であった。さすがはイタリアンママ、息子の誕生日にタルトを焼き、彼と私もお祝いに来るのをわくわくしながら待っていたようなので行ってきた。彼の実家を訪ねたなんて言っても車で5分の距離、週1では会っているが。そこには初めて会う弟の彼女もいて、なぜか丸坊主のとてもかわいらしくて愛嬌のいい子で英語も話してくれて安心した。自分にそこまで関係ないと言ってしまえばそれまでだが、私は彼の弟やその彼女、自分の兄弟の彼女たちまでとも仲良くなりたい人である。なので優しい子、仲良くできそうな人で嬉しかった。だが家に到着したとき、その彼女にあいさつするのにいっぱいで肝心な弟にお誕生日のハグをするのを忘れたことに気づいた。

欧米さらに南米でも、このお誕生日おめでとうにハグがないのはあり得ないことのような気がする。それは豪州の語学学校に通っていた時、クラスメートが授業の微妙なタイミングなのにわざわざ遠くからハグしてくれたことからその大切さを学んだ。以降彼らのお誕生日にはちゃんとハグするようにしていたので、今回忘れてしまったことに少しショックであった。もちろん日本人に無理やりはしないが、欧米南米の文化考えを共有できることが楽しいので私はするようにしている。あいさつのキスも。

 

そんな結局最後までいつも通りの12月の下旬。日常があるだけで幸せだと思う。