不本意ながらのイタリア生活

イタリア人彼に出会い渡伊した女の日記

グリーンパス取得への道③

ワクチン接種から約2週間、ついに憧れのグリーンパスを手に入れた!

毎日政府のサイトへ行き入力しては跳ね返されを繰り返した昨夜、日中サイトへ行き忘れたことを思い出してやってみると何事もなかったかのようにダウンロードはこちら、と出てきた。いつも通り突然である。

これでスタジアムにもパーティーにも行けると思うと嬉しくてひとりで飛び跳ねた。実は先週の土曜日もレゲエパ-ティーがあり会場に行ったのだがスキャンが必須だからグリーンパスが必要と言われ、どこからも接種証明書がグリーンパスと認められてると説明しても聞き入れてもらえなかったのだ。

その際、友達の一人がなぜ誰かのグリーンパスを借りてこなかったのか聞いてきたが確かにそうだ、、、マスクで顔も隠れるしグリーンパスとIDを一緒に確認しないので、借りようと思えばできなくもなかった。やらないけれども。

 

因みにこのグリーンパスのヘルプは1500、24時間なのだがこれは外国人への一時的な保険を所持してるものへも一緒だったので英語が通じるかもしれん、と淡い期待を抱いて電話したがやはりダメだった。だが最近はメンタルが鍛えられてきたのでここで折れるまいと、単語単語を何とか繋げたどうしようもないイタリア語で説明した。相手の言っていることはわかるのだが、それに答える私の説明が相手にはどうしても伝わらない。普段私がどのように話すか、また私のイタリア語に慣れてくれている人にはなんとかわかってもらえるのだが、初めての人にはさすがに難しかった。こんなのに付き合ってくれる優しい1500の方々には感謝である。しかし英語で電話するにはあれほど緊張したのになぜ今回すんなり電話しようと思えたのかは不明のままである。

 

なにはともあれめでたくグリーンパス取得。そろそろグリーンパス反対デモに参加するところであった。これからシステムアップグレードはせめて変更なしを維持してもらいたい。できればすこーし向上を…

 

また野菜市場

毎週の朝市。

もうすっかり秋の野菜に、、、なんて思っていたらあっという間に冬である。

 

秋と言えばキノコ、栗、柿。

この季節になるとイタリアでは街中で国籍不明の人々が栗を売り出すのをよく見かけるので栗があるのは知っていたが、今回初めて買ってみた。私が好きなさつまいもとかぼちゃは、オーストラリアでは色も味も違って好きではなかったので不安が残り見送り。このキノコと緑はよくわからにままに購入。毎週わからなすぎてワクワクする朝市である。

緑より1ユーロも高いゴールドキウイは7つも購入。これは先々週私の好きなゴールドキウイを冷蔵庫の上で育てていたのだが、食べ頃には行方不明。その後滅多に果物を食べない彼がキウイチャン、モウナイノ?と悲しそうにしていたため購入。悲しかったのは私だが。

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そういえば柿は世界中でkakiなのだろうか?日本発祥かな…

 

ほぼ毎週ここで彼の母に会う。彼女を通して私も顔を覚えてもらえたからか今日はニンジン、セロリ、イタリアンパセリをおまけしてもらった。ありがたい田舎生活である。

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グリーンパス取得への道②

先週ワクチン2回目を接種した。

ファイザー製で副作用は全くなく終わり念願のグリーンパス取得か!と思いきや、私が接種1回目の時の数日前にシステムをアップデートしたらしく、「なぜか出せないんだ、ごめんよ」と言われてしまった…

なぜアップデートと言いながら質が落ちたのかはわからないが、そこはイタリア。想定内である。しかし今はどこでもグリーンパス、グリーンパス、グリーンパス。今や身分証明書より使う頻度が高いものである。

はっきりいえばカフェやレストランは野外にたくさんあり、夜の外出にも支障はない。バスも電車も乗れるしショッピングモールにも行ける。日常生活にさほど問題があるわけではない。

しかしこれがないせいで学校もキャンセル、働けないし、旅行もできない。1日中外出する必要がないと、社会から取り残された気分になるときもある。地味に忙しく過ぎてく日々なのでそこまでつまらないわけではないが、お金のためだけではなく、趣味の1つのように働くのが好きで旅行も大好きで、自立してる自分が誇らしかった過去が少し恋しかったりする。

でもこれは言い訳のひとつ、、、やるひとはどんな状況でもやってると思えば自分は甘すぎるのだろう、、、と良くも悪くも人と比べるのはやめにして。

 

 

この前の日曜日は、日曜日を理由に初めて just eat で出前を頼んだ。

帰宅するともう9時近くになっており(うちの夕飯は8時から9時の間) 彼は料理を拒否、私が料理するのも拒否。たまに彼は理由なく彼自身に支障がない私の行動を嫌ったりする。私が食べたいリゾットセットを私が購入することを阻止したり、夕方に洗濯を私が始めるのを阻止したり。まあええ。

ということで近所のよくわからない日本食屋でsushiを頼んでみたがこれが美味しかった!今まではエッセルンガというスーパーのお寿司が1番マシだと思っていたがやはりレストランは違うことを実感…そりゃそうか。

それをLUPINを見ながら食べた。日曜日は平和である。

 

落ちる日々も

土曜日の夜だが彼が仕事へ行けば寂しく一人になってしまう。

友達の作り方がわからないし、語学も上達せず焦る、、、コロナ禍ワクチンなしでは学校には行けず、ミートアップ(というのか?)の募集もない、、、ホステルに居れば誰かはいるのになあと昔を思い出すが現状に感謝しできることをやるのみである。

 

オンライン授業はキャンセル、ビデオコールは電波状況が悪く手短に終了、そんな今日は冷蔵庫の食べ物も中途半端な野菜しかなかったがここは田舎。ひとりで運転し買い物に行くこともできたが慣れないマニュアル車に初めての道、それにラウンドアバウトと入り口が左折なため勇気が出なかった。なので夕ご飯はドライフードの大豆肉と冷凍庫のネギ、小麦粉で皮を作り餃子。海外生活、和食は工夫するしかないがこれは意外と楽しい。

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だが味はイマイチ、、、悪くはないが7個で飽きてしまった。大豆肉はやっぱり美味しくない。肉が食べたければ肉を買い、食べたくなければ豆や豆腐で代用が一番だと思う。

 

 

今朝は起きて一番に郵便局へ行き母が届けてくれた小包を取りに行った。2日前配達に来て受け取る寸前だったのに、関税でかかった現金がきっかりなかった。配達員の若い女はお釣りがなかったため、目の前にいるのに目の前の小包を持っていかれた。馬鹿にしたような笑みと共に。本当に悔しくて久しぶりに涙があふれた。日本からの母からの送りものだったからなおのこと。イタリア語ができないから?今時英語くらい話さないの?なんでおつりを準備してないの?もっと親切にできないの?いろいろ思うことがあったが話せるようになってみんなに親切にしようと決めた。それが仕返しになる。

そんなこんなでようやく受け取った小包。どうしても欲しかった和書や梅干し。もちろん母からの手紙には涙が出た。年々涙もろくなる、、、学生の時は絶対に人前で泣かなかったのに、大人になると涙もろくなるものなのだろうか。

 

野菜市場

最近は寒くて寒くて寒さに弱すぎる私は朝7時起床がとてもつらい。一応ヒーターがあるのだが、アパートそのものでまだ稼働していないのか私らが使い方がわかっていないのか暖房がつかない。それでも昼間は半袖の温かさなのだがローマ人はなぜか冬のコートにブーツとおしゃれだが寒がりだかわからないが厚着である。朝夕はわかるが真昼間は脱いだらどうだ、、、

 

さてそんな寒い朝でも毎週水曜日は市場に野菜を買いに行く。この日は複数の野菜屋さん、海鮮となぜか洋服屋のトラックが空き地に集まりファーマーズマーケットを開催してくれる。もちろんそこらのスーパーで野菜も買えるが、市場の野菜は新鮮でおいしいしなんたって人がいい。毎週行っていると名前も覚えてくれるし、知り合いもできて会話も弾む。態度の悪すぎるスーパーより断然気持ちがいい。こんな市場も大型スーパーの出現によってどんどん減っていくのかと思うと寂しくなる。

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ややこしいがこれは夏の市場で買った野菜。

このサルディニアのなすびが日本のなすびに一番近くておいしかったのだがもう見つけられなくなってしまった。しかし最近大型スーパーエッセルンガでは大根をDAIKONという名で見つけたし日本のネギもあった。探せばいろいろあるもんである。

果物のおいしさは日本にはかなわないが、、、

 

 

今日から働く人のグリーンパス所持が義務らしいが昨日のニュースではPCR検査をしてこれで大丈夫、と笑顔の人がたくさんいた。PCRを受けてとるグリーンパスは3日で有効期限が切れるのに€20前後する検査を毎回受けるつもりなのだろうか?

まだまだコロナ禍、、、共存していくしかない。

グリーンパス取得への道

グリーンパス所持が当たり前になりこれなしでは働けない、学校に通えない、美術館にも行けない、と実質ワクチン接種が義務のように感じる最近のイタリア。しかしワクチン接種にはイタリアの国民保険に加入が条件の中、ブリッジビザの私はなすすべがなくずっと解決策を模索していた。

 

そんななか先週の半ばに外国人への一時的な仮保険がその場で下り、1週間後の昨日1度目の接種を終えた。接種会場でも個人情報をささっと入力してもらい、ファイザーかモデルなをその場で選び、接種もすぐだったので15分待機も含めて30分もかからなかった。仮保険を下ろしてもらうのに2か月近くも頑張ったのにたった1週間ですべてが解決した、、、私のあの2か月の努力はなんだったのか(頑張ったのは彼だが)。あとは2回目を待ち、憧れのグリーンパスを手に入れるのみ。

 

 

ところで私はイタリア語がほとんど全くできない。接種会場では少し英語を話す方がいたのはよかったが、

男性:キミローマは好き?

私:もちろん。とても美しい街ね!(街がゴミだらけなんて言えない)

男性:だけどキミイタリア語を話さないとね。

私:…オーケー

質問2つめでこんなこと言うんかい。それにこの人とは初対面である。

 

なぜだが最近はイタリア語話せないと言っても以前ほどok,piano piano! (少しずつね!)と言われなくなった。身近な人にもあえてイタリア語で質問されるようになった。

もうそろそろ4か月。頑張らなくてはいけない。

 

 

 

スキンケア

私は普段あまり化粧することもなく25年間やってきたが、スキンケアは頑張ろうと常に心に誓っている。なので日焼け止めは欠かさない。

それでも最近は肌を焼くためにビーチへ行くので、アフターケアのクリームが必要になり、ひとりショッピングセンターへ繰り出してみた。

平日昼間にひとりでショッピングモールにいるものなど私しかおらず、またアジア人もひとりも見かけなかったので、対人恐怖症の私にはモールを歩くことでさえ勇気が要ったが無事2時間の買い物を終了。

 

ずっとイタリアのコスメが気になっていたので色々見るのは楽しかったが、しかしイタリア語もわからずそのうえ日本で見かけるようなコスメストアは0なので大変だった、、、

そんな今日買ったもの。左がボディソープ、右がアフターサンクリーム。

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私が理解したところでは、こちらはイタリアのオーガニックコスメブランド、ぺルリエ。https://www.kelemata.it/azienda

シミ、シワに効果があります!という雰囲気プンプンな商品がたくさん並んでいたので、そっちが主流なのかもしれない。

今日は1つ買うと40%OFF、2つ買うと50%OFF! 喜んで2つ買ったが同じものをという意味らしく40%OFFだった。2つで12€、まあそれでも安い。

 

さてボディソープは新作らしいザクロで、どんな香りかと思えばまあよくある香りであった。アフターサンクリームは悲しいことに思ったよりココナッツの香りがせず、アロエの方が強い気がした。自分としてはパッケージは素敵だが香りは2つともイマイチ、、、

オーガニックと喜んで買ったところですぐに効果がわかるものではないと思うので、5年、10年と長い目で見ていくしかないのだろう。

 

 

ちなみにアフターサンクリームはどこの何を買ってもいつも冷蔵庫に入れて使っている。そうすると焼けた跡の肌には気持ちいい。

オーストラリアにいたときはbanan boatのaloe vera gelを重宝していた。あれがあればなあ、、、

 

肌に直接つけるものは多少高価でも良いものを、と思っているのでまたイタリアの他のブランドのオーガニックコスメを試してみたい。オーガニックでなくとも、、、